知る人ぞ知る資格だが、業界内では必須の資格がある
業界内で通用するような資格は、無数にあります。医師や弁護士のような国家資格ではないので、その資格がない人が対象の職業に従事すると違法行為になるわけではありませんが、業界内ではその資格を有していることが必須になることもあるため、決してマイナーな資格というわけではありません。
例えば、太陽光発電システムの施工をする人を認証する、「施工ID」という資格があります。これは太陽光発電システムのメーカーごとに設けられている資格で、それぞれのメーカーの施工IDを持っている人は、そのメーカーのシステムを設置する工事において専門的な知識やスキルを持っていることになります。太陽光発電はメーカーによって技術的な部分が異なるため、メーカーごとに施工IDを認定する仕組みになっています。これだと「業界内で通用する資格」よりもさらに細分化された「メーカーごとに通用する資格」といえるかもしれません。
太陽光発電の場合はかなり細分化されていますが、それ以外にも業界内でその資格を持っている事業者は優良業者と見なされやすいといったように、営業戦略上多くの有資格者を擁しているほうが会社として有利になることもあります。
しかしこうした資格はメジャーな資格ではないため取得を目指す人数がそれほど多いわけではなく、資格取得のための講習を実施するとなるとどうしてもコストパフォーマンスが悪くなりがちです。
お金をかけずに、それでいて効率的に資格取得のための知識を学べる仕組みが、さまざまな業界で求められています。

eラーニングだと受講生対応で物足りない部分がある
低コストかつ効率良く教育ができる仕組みとして、こうした業界団体の多くは、早い時期からeラーニングを導入してきました。座学が中心の授業であったり、「〇〇時間の受講が必須」というように受講することが目的になっている場合などはeラーニングでも十分機能していたそうです。
しかし、その上で資格試験を実施して合格する必要がある、その先にある業務において、資格のために勉強したことがいかされなければ意味がないといったように、学びに対して「結果」が求められる場合は、eラーニングだとどうしても一方通行になりがちで物足りなさを感じるとの声をいただきました。
ロジスティクス関連団体の導入事例では柔軟さが高評価
業界団体、資格団体での導入事例として、ここではロジスティクスに関連する業界団体さまの事例を紹介したいと思います。この団体ではすでにeラーニングによる資格試験対策や講習を実施してきたとのことですが、受講者に対して資料を配布したり、学習到達度を把握するためにレポートの提出を求めるといった必要性があるため、「受講者とのやり取りをしやすいeラーニング」という位置づけでPhollyを導入されました。
また、費用面でも従来から利用してきたeラーニングと比べてもPhollyはコストパフォーマンスが高く、価格だけを比較してもPhollyの安いとのことでした。
この物流関連の業界団体さまからいただいたPholly導入のメリットを整理すると、以下のようになります。
①オンライン授業の実施だけでなく受講者にきめ細かく対応ができる
当初からPhollyを導入されるのにあたって、「eラーニングのように一方向の教育システムではなく、受講者に対応できるようにしたい」とのご要望があったため、Phollyのレポート機能やチャット機能、テスト機能などをご提案しました。受講者に対して資料を配布することが多いとのお話もあったため、ファイルの共有機能などをご提案し、これらの機能を使って受講者とのやり取りをすべてPholly内で完結できるようになりました。

②毎度人数が変わったり、講習の内容が変わるが柔軟に運用できる
業界内の資格なので、受講者はその業界で従事する現場の人たちです。仕事をしながらの受講になるため、講習ごとに人数や進め方など、運用方法が変化します。資格試験の時期が近づいてきたら試験対策としてテストを実施したりといったように、柔軟な対応が必要になります。
Phollyはこうした使い方をするための機能がすべて実装されており、しかも情報の流れが一元化されているため、教員以外のスタッフも内容を把握しやすいとのことでした。教員だけに業務が集中しないため、柔軟な運用であっても漏れやミスが発生せずスムーズに運用できるようになったとの評価をいただきました。
内容が頻繁に変わるオンライン講習でもPhollyが威力を発揮
この物流関連の業界団体さまの事例のように、業界内の資格講習においては講習の内容を頻繁に変化させたり、時期によってはテストを頻繁に実施したりといったように、講習の進め方をその時の状況に合わせていく必要があります。
受講生は本業の合間を縫って受講をしているので、できるだけ柔軟に運用をして受講者の負担にならないような配慮も求められるでしょう。
Phollyはオンライン講習の実施からレポートの管理、テストの実施といった一連の教育活動がすべてオールインパッケージになっているため、簡単な操作で柔軟な対応が可能になります。
小規模な業界資格の運用や講習の実施などにおいても、Phollyの親和性は高いといえるでしょう。
