• 利用シーン

    Phollyを授業支援システムとして導入




  • 利用の目的

    ゼミでのファイル共有・課題提出が目的



  • 利用後の変化

    卒論作成における個別指導に活用






卒業論文を考えて登録する3年生のゼミで、授業支援システムとしてPhollyを使ってみました。当初の目標は、反転授業というか授業の予習をしてきてほしいということです。シラバスで各回の授業内容を公開し、参考図書を指定しておいてもなかなか読んできません。図書館にないということもありますから。



そこで、論文の書き方マニュアルから、実際の論文を使って先行研究とは何か、どのようにそれを分析するかなど、全員が読むべきテキストをアップしていました。できるだけ学期開始時にアップして、シラバスと合わせながら読むべき順序や箇所も伝達しています。同じテーマの複数の論文を全員が読み、授業ではグループに分かれて論文を評価し、結果をプレゼンするといったことも行っています。論文を印刷してくる学生もいますが、BYODでディスプレイを見ながら、他グループの発表を聞いている学生も増えてきました。



全体授業で使うことが目的だったのですが、3年生後期に入って、それぞれの学生が卒論テーマを決めて資料を集める段階になって、授業支援システムというよりも卒論作成指導システムとして使えることに気が付きました。学生が自分で探した資料をアップさせる、資料をざっと見れば学生の方向性が分かる、さらに資料が適切かどうかをアドバイスするなどが可能で、学生も具体的な質問がしやすいようです。



他の学生が利用している資料が役に立つこともあり、皆の状況が分かることから進行が一人だけひどく遅れるということも少なくなるのではと期待しています。教員も2週間に一度とか一か月に一度とかではなく、手遅れになる前に指導することができます。基本的に指導の記録も残るため、「また同じこと言われた」という苦情も少なくなりました。






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